
前回はピトーさんがゴンに与えた影響をそれはもう長々と書いたわけですが、今回は(まだあるのか)あのゴン覚醒の前後の場面について少し考えてみようと思います。
きっかけは、他所の感想を拝見していて「嘘つき・・・」とゴンが呟くところで、「いや死んでるって正直に言ったしなにが嘘つきなんだ?」と突っ込んでいる人をチラホラ見かけたことにあります。
作中では1時間のはずがもはや2年前の出来事だもんね。忘れるのも無理ないか・・・。
「一時間したらオレといっしょにペイジンへ行き カイトを元に戻してもらう」
「約束するか!?」
「必ず・・・!約束する!」これがゴンとピトーが交わした約束です。いたってシンプル。
正直に「本当」のことを告げたピトーが、ゴンにとっては「嘘つき」以外の何者でもないという、
このねじれ。
・・・たまんないね!!!でもこういう感想書いてる人誰もいなかったな・・・。ここでゾクゾクしたのは私だけか・・・。(もしいたらすみません)さらにこの構図が、藤田和日朗著「うしおととら」のキリオと斗貴子のやり取りに酷似していると指摘した方がいて、なるほどなと思いました。作者はうしとら好きのようなので、これにもリンクさせていたら面白いですね。
簡単に説明すると、二人は義理の母子なのですが、斗貴子はラスボスの僕としてキリオを利用していただけ。その事実を知り激しく混乱したキリオは最後、死ぬ寸前の斗貴子に問いかける。
「ぼくをだましてたなんて、ウソだよね・・・?」「騙していない」と「嘘をつく」か、「騙していた」と「本当」を言うか。
「戻せる」と「嘘をつく」か、「戻せない」と「本当」を言うか。
嘘より相手を傷つける事実の前で、それでも相手に誠実であろうとするか?という二択ですね。
結局、ピトーは後者をとりましたが・・・。次回に続く!
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こっから絵の話。やったぞ!ついにゴンピトの仲良し絵を描いたぞ!
「彼はもう死んでいる」の時の二人の身長差に萌えて・・・。
ゴンちっちゃくてかわいい!!!世間はといえば皆さんピトーの胸に注目してました。クソァ!ゴンたんが悲しみに沈んでいるというのにかわいいとかおっぱいとか言ってんじゃねーよ!(お前が言うな)